高まるプラチナナースの需要

毎年看護師の資格を取得した若い人たちが医療機関に就職していますが、数年間経験を積んで一人前になった頃には離職してしまうケースも少なくありません。また、結婚や妊娠を機に離職してしまう人もいるので、経験を十分に積んでいる看護師の人材は、どこの現場でも渇望されているのが実情です。

そこで近年注目されているのが60歳前後になったプラチナナースの存在です。若いナースに比べると体力は落ちているものの、現場経験が豊富で、様々な状況において適切な判断ができるプラチナナースは、医療現場にとっては貴重な存在といえます。経験を生かして、どんな業務でも柔軟にこなせる上に、新人の育成も任せられるプラチナナースは、高齢化社会によって医療のニーズが高まっている中で、即戦力としてこの上ない人材なのです。

ちなみに、プラチナナースの需要が高まっているのは、地方にある中規模の病院だといわれています。そのため、ベテランナースが退職後に新たな活躍の場を求めて転職をするというケースも出てきています。都会の大病院の場合には比較的働き盛りの世代の看護師を確保しやすいことから、プラチナナースの需要はさほど高くありませんが、地方だと事象は異なります。

もともと地方の病院は人材不足が深刻化しており、キャリアの豊富な人材は引っ張りだこです。したがって、退職後もプラチナナースとして活躍をしたいが場合は、地方の医療機関に目を向けるほうが賢明でしょう。プラチナナースの実情と求人の探し方は、こちらにより詳しく書かれているので、併せて読んでみてください。